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ESG情報:社会

基本方針

当社は、社内外取締役・監査役から管理職、現場の社員に至るまで、さまざまな属性、資質、経験、能力をもった多様な人材が、当社の企業理念・ミッションを紐帯として結びつき、共通の目標を達成すべく方向性を同じくした形で各々の持ち味を発揮することを通じて事業戦略の実現を図っていくことを根本方針としております。

人的資本と経営戦略との融合

当社は、事業活動を通じて社会・環境の持続的な発展に貢献し、企業価値を中長期的に向上させることを目指しております。
そのために、競合との競争激化や新しい事業の立ち上げ・運営といった課題に対し、従業員一人ひとりの生産性を向上させることが重要だと考えております。当社では「2022-2026年12月期中期経営計画」の1つに「人で勝つ経営」というテーマを定め、人的資本への投資に力を入れております。
「人で勝つ経営」を推進するために、「会社の成長」と「個人の成長」を同時に達成していくことを目指しております。インフォマートとしての会社の成長と従業員一人ひとりの成長がつながり合うことで中長期的な成長を加速させます。その中長期的な成長を実現するために、当社では特に「人材育成」と「職場環境」の2軸に注力しておりいます。仕組みを整備するだけでなく、人が人を育てる「人材育成」と、従業員一人ひとりが最大限力を発揮できる「職場環境」を実現するべく、取り組みを進めております。

人的資本と経営戦略との融合

人材育成

  • 当社は、人材育成方針として「仕組みは整備する。しかし仕組みは人を育てない。人は人が育てる。」と定めており、研修だけで成果が上がるのではなく、人を育てるのは、彼らを直接指導し動かす“人(上司)”だと考えております。その実現に向け、新人だけでなく、上司を含めた組織として成長できるような研修体制を整えております。主な取り組みとして下記の3つの取り組みがあげられます。

  • 研修体制

    当社では、人材活性化センターを設け、研修内容の作成や育成状況の管理を行っております。また、人材活性化センターでは、上司に対して育成法の指導や部下課題の共有も行っており、受講生の本人・上司・人材活性化センターの3者が連携して研修を進められるような体制を整えております。

  • 効果測定

    当社では、全ての研修において効果測定を行っております。研修を実施するだけで終わるのではなく、効果測定の結果をもとに、研修内容の改善を行い、継続的にPDCAを回しております。

    効果測定のイメージ図
  • 研修

    当社では、階層ごとにそれぞれの役割と期待を明確化し、それに適した研修を行っています。また、各階層の上長も研修を把握することで、組織としての連携を図っています。

  • 階層別にカリキュラムされた研修

職場環境

一人ひとりが自分らしく、最大限に力を発揮できるよう、「働きやすさ」と「やりがい」を感じられる職場環境を従業員に提供します。主な取り組みとして下記の4つ取り組みがあげられます。

  • 従業員エンゲージメント

    従業員が「働きやすさ」や「やりがい」を感じられる、上司と部下の信頼関係のある風通しの良い職場環境の醸成を目指し、「エンゲージメントサーベイ」を実施し現状を把握、環境改善活動を進めております。

  • 働きやすい環境づくり

    従業員が働きやすい環境を作るため、様々な制度やサポート体制を整備しております。出社とリモートワークを融合した働く場所の柔軟化、半日/時間単位での有給取得を可能とした環境や、産休・育休制度の充実を進めていおります。産休・育休中/前後の会社から離れている期間も継続的に会社とのつながりを保ち安心して復職できるようにサポートをしており、女性の産休・育休取得率及び復帰率は100%と高い水準を維持しております。

  • 社内交流

    • サンクスカード制度
      「ありがとう」や「おめでとう」が書かれたカードを従業員同士で渡し合い
    • 表彰制度
      年に一度、全社で優秀な従業員の中から年間MVP、新人賞、チーム賞等を表彰
    • ランチ/カフェの費用補助
      新入社員とOJT担当社員とのコミュニケーションの促進のため、ランチやカフェタイムの費用を補助
    サンクスカード
  • 多様性の尊重

    当社事業戦略上必要な人材を安定的かつ実効性をもって確保・維持していく観点から、女性、外国人、中途採用者の力を有効に活用できるよう、柔軟な人事施策を実施しております。2023年からは、女性従業員を対象とした次世代リーダー育成研修を実施、女性の活躍を支援しております。また、人材採用において国籍を問わない方針を一貫してとっており、現在管理職を含め10名程度の外国人社員が在籍しております。

    • 従業員男女比率

      従業員男女比率

      2024年12月31日現在

    • 管理職男女別割合

      管理職男女別割合

      2024年12月31日現在

社会貢献活動

社会課題の解決に向けた活動の基本的な考え

  • インフォマートの強みを生かし、インフォマートらしく

    インフォマートの事業は、多くの企業と企業をシステムの提供を通して、“つないでむすぶ”ことで成り立っているビジネスモデルです。
    この多くの企業と繋がりを持っているインフォマートだからこそ
    その強みを生かして、複雑化する社会課題の解決にも何か貢献できるのではないかと考えています。本業だけでなく、世の中に喜んでいただける活動に積極的に取り組んでまいります。

  • 社員の想いが形になった 「つないで結ぶ基金」

    当社の「つないで結ぶ基金」は、2021年に社員の「寄付活動を通し社会課題に取り組む団体を支援し、みなが豊かになる社会づくりに寄与したい」という声から生まれた寄付活動です。その社員の想いを大切にしサポートするために、社員から集まった寄付金に対して会社が同額を拠出することで支援の力を2倍にするマッチングギフト制度を活用し、本基金を設立しました。この活動を通じて、さまざまな社会課題に向き合う団体に寄付を行っておりますが、単に金銭的な寄付にとどめるのではなく、支援先のみなさまが抱く想いや現場のリアルな声を社内に届けることを大切にしています。
    その一環として、社員向けのオンライン勉強会を開催し、支援先の活動内容や社会課題について学ぶ機会を提供したり、有志メンバーによって立ち上げられた社内ラジオ「ソラジオ」を通じ、活動の進捗や寄付先のストーリーを発信するなど、社内に向けて継続的に情報を共有し、寄付活動をより身近に感じてもらえるよう工夫しています。さらに、支援先のひとつである一般社団法人日本障がい者サッカー連盟との取り組みでは、ブラインドサッカーの試合を実際に観戦する機会を設け、社員が直接「見て・聞いて・体感する」ことで、社会貢献への理解を深めています。
    その他にも、読み終わった本を集めて寄付をする活動や、環境問題への啓発活動の一つとしてお昼休みにオフィスの電気を消灯する活動など、社内で気軽に参加できる活動なども行っております。
    これらを通じて、社員一人ひとりが”社会に良いこと”を自分ごととして捉え、社会貢献活動により積極的にかかわりたくなる企業文化の醸成を目指しています。また、会社としても、活動の企画・運営を担うコアメンバーに対して、業務時間の一部を活動に充てることを認めるなど、積極的な支援を行っています。
    「つないで結ぶ基金」は2025年で5年目を迎えます。今後もより多くの社員が社会貢献に関心を持ち、”社会に良いこと”に自発的にかかわる風土を広げていけるよう、活動を進めてまいります。

  • つないで結ぶ基金の概要図

    つないで結ぶ基金の概要図
    • ブラインドサッカー観戦

      ブラインドサッカー観戦

    • ソラジオ配信の様子

      ソラジオ配信の様子

    • 手引き体験@ブラインドサッカー観戦

      手引き体験@ブラインドサッカー観戦