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2010.05.05
メディア掲載

〔国際ホテル旅館 12面〕 ホテル・旅館向け「ASP受注システム」開発煩雑な資材購買・経理業務の効率化を支援

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〔国際ホテル旅館〕 ホテル・旅館向け「ASP受注システム」開発 煩雑な資材購買・経理業務の効率化を支援

 飲食店向け受発注システムを展開しているインフォマート(東京都港区 村上勝照社長)では、ホテル・旅館向けに新たに「ASPホテル受発注システム」を開発、提供を開始した。6月には本格稼動する。購買・経理部門の課題であった食材発注・伝票紹介・仕入れ管理など煩雑な業務の効率化を支援するシステムとして注目を集めている。  「見積書を確認しながら取引先の商品選定をしなくてはならないため、時間と手間がかかる」「取引先・セクションに分けて購入依頼書に転記・ファックスする作業に時間・手間がかかる」・・・。
 レストランや宴会場など多数の飲食部門が存在するホテル・旅館は、見積管理から発注まで数多くの業務が発生し、購買・経理担当者はその都度煩雑な仕事に追われている。こうした課題を解決しようというのが、インフォマートの「ホテルASP受発注システム」だ。
 このサービスは、主に食材の集中購買をシステム化し、ホテルの発注部門、購買部門、取引先業者間の見積管理、マスター管理、受発注、買掛・売掛管理といった一連の業務を一つのシステムで対応するもの。
 例えば仕入れ商品の見積りを比較する場合、従来は担当者が取引先からファックス等で届く多くの見積書を、一つ一つの確認に時間をかけていた。しかし、同システムでは瞬時に最安値を検出、設定商品が各部門の発注画面に行くことで、余計な時間を短縮することができるのだ。
 またデータを共有化することで、これまで不透明になりがちで問題視する経営者も多かった購買部門の改善を図ることが可能になるという。
 同社は2003年より飲食店向けの受発注システム「ASP受発注システム」を提供している。2009年12月間末現在、外食671社・1万4584店舗、卸会社・メーカー等1万5333社への導入実績があり、2009年度の年間流通金額は、約5000億円にも及ぶ。チェーン店の中には仕入れの共有化により年間5000万円のコストダウンに成功した例もあるという。  「今回の新サービスはこうした実績をもとに、ホテル・旅館業界独自の商習慣に合った機能を加えましたものです」(大島大五郎営業本部長)。
 システム採用の際には、買い手側・売り手側双方が加盟する必要性があるが、同システムの強みは1万5000社もの卸・メーカーが既に加盟していること。あるホテルがこのシステムを導入しようとしたところ、80%以上の取引業者が既に採用していたというケースもあり、取引業者に対する交渉も比較的スムースにいくようだ。  ホテル・旅館の買い手側はイニシャルコストが1事業所当たり30万円、ランニングコストが毎月本部で3万3000円、部門で2500円。一方売り手側の納入者はランニングコストが定量制と従量制を選択でき、それぞれ月2万8000円、取引金額の1.1%となっている。
 同じようなシステムは他にもあるが、高価ということもあり大規模なシティホテルが中心。そのためホテル・旅館の多くでニーズがあると期待している。
 「今回の新システムを通じて、ホテル・旅館業界の購買業務改善に大きく寄与していきたいと考えています」(大島本部長)。

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