トップメッセージ

■当社のミッションと今後の事業展開
この数年で、ビジネスを取り巻く環境は大きく変化しました。そして私たちは、ITを活用したDXの重要性に改めて気付かされることとなりました。現在、企業活動はコロナ禍を乗り越えて活発さを取り戻しつつあり、経済にも明るい兆しが見え始めています。一方で、少子高齢化や人口減少といった日本社会の構造的な課題は一層顕在化しており、今後の持続的な成長には、これらの課題への対応が欠かせません。
そのため、どの産業でも人手不足を解決するための創意工夫が求められ、業務の効率化や、少人数での事業運営を継続する取り組みが進められています。同時に、業務から得られる情報を的確に把握し、迅速かつ高度な経営判断を下すための体制構築が急務となっています。
インフォマートが創業以来培ってきたノウハウは、ITを活用して業務を効率化し、経営を高度化するためのものです。これまではフード業界を中心に、その業務の標準化を目指して、自社と取引先のシステムと連携し、圧倒的な効率化を実現させてきました。我々は、これを“データtoデータ(DtoD)方式”と呼び、この方式によるサービスを“BtoBプラットフォーム”シリーズとして展開してきました。この“BtoBプラットフォーム”はフード業界で広く受け入れられていますが、顧客のニーズは日々進化しています。私たちは、このプラットフォームをさらに進化させ、こうしたニーズに応え、顧客満足を向上させることを目指しています。また、このプラットフォームを基盤に、次世代を見据えた新たなソリューションを創出し続けることが私たちの重要なミッションです。
近年、このミッションに賛同し、事業にご協力いただけるパートナー企業様が増えています。この結果、サービスの展開力は向上し、今後はフード業界向けサービスのさらなる強化に加え、フード以外の新業界に向けた挑戦を本格化させてまいります。次の業界DX構築に向け、専門組織の設置や、新しい技術活用のノウハウの蓄積を数年前から進めており、その成果も着実に現れています。これからは、新サービスの拡充とともに、外部の経営資源やAIをはじめとする先端技術を活用し、スピード感を持って業界全体のDXを推進していきます。
■当社サービスのもう一つの価値 ~環境負荷軽減~

バックオフィスで使われる紙の帳票をデジタル化するソリューションが、創業時からの当社のサービスです。このサービスが生んだ、もう一つの価値に環境負荷の軽減があると考えています。当社のサービスの利用企業数は110万社以上、この数字から計算される削減された伝票枚数は1年間で5億8,875万枚、CO2排出削減量は5,046トン、杉の木換算で57万3,481本になります。※カーボンフリーコンサルティング株式会社調べ(2024年度実績)
紙の伝票を減らすことによるCO2削減効果は1社ではわずかですが、社会全体がデジタル化に向かうことで、その効果は各段に大きくなります。そのために当社では、サポート体制の強化に取り組み、お客様と共にデジタル化を推進することで、CO2削減に挑戦していきたいと考えています。
2025年、私たちはさらなる成長と革新を目指し、すべてのステークホルダーの皆様とともに新しい未来を切り拓いていきます。今後とも一層のご愛顧を賜りますよう、何卒よろしくお願い申し上げます。
株式会社インフォマート
代表取締役社長
中島 健