〔日本歯科新聞〕2015年9月29日(火)発行 9ページ ~インフォマートが提供 ウェブ上で請求業務が可能~
〔日本歯科新聞〕2015年9月29日(火)発行 9ページ
インフォマートが提供 ウェブ上で請求業務が可能
電子化システムの利用者が増える
歯科医院には歯科材料や消耗品、賃料などさまざまな請求書の処理業務が発生するため、発行側・受取側の負担を減らす請求書の電子化システムが歯科業界に普及しつつあるー。企業間電子商取引(=BtoB)プラットフォームを運営するインフォマート(本社・東京都港区、村上勝照社長)は、2014年から受発注や請求業務をウェブ上で行えるクラウド型システム「BtoB電子請求書プラットフォーム」を運営。飲食・美容・医療業界の卸売業者を中心に、現在3万4千社以上の企業が利用している。
同システムは請求書の電子化により印刷や郵送、封筒、保管の費用が必要なくなり、発行・受取双方の請求業務のコスト削減や時間短縮が行えるもの。発行された電子請求書はすぐに受取れるので、受取側は月次決算をスムーズに進められる。一度入力した請求データは学習機能により、2回目以降から自動入力されるため、手入力ミスも軽減できる。また、権限による承認のワークフローシステムも構築できるため、社内での担当者の処理状況が明確に把握できる。会計システムのフォーマットに合わせ、会計データをCSVファイルでダウンロードできる。
同システム上で電子請求書を発行する際には、発行先や振込先等の情報をあらかじめマスタとして登録するので、簡単に作成が可能。会社のロゴや印影を付けて発行できる。過去に作成した請求書履歴からも作れ、請求データをアップロードして一括で請求書を作成することも可能。
常に履歴が確認でき、請求書再発行の対応が不要。取引先の請求書確認状況も把握でき、支払通知書も電子で受け取れる。また、発行した請求書はさまざまな項目で検索が可能で、確認済みのチェックや確認を促すメール送信も行える。
同システムは24時間365日体制のサーバー保安監視システムを採用するなど高レベルのセキュリティ対策を実施しており、利用の際にはIDとパスワードが必要となる。
利用開始は無料で行え、100件以降から料金が発生する仕組み(会計データ・請求データのアップロードは10件まで無料)。受取側システムの利用料金は月額5千円~、セットアップ費用5万円。発行側システムは固定料金として月額5千円、セットアップ費用15万円~。また、従量料金は101件以上1千件以下だと1件当たり40円、1001件以上は30円かかり、100件までは固定料金に含まれる。受取側、発行側システムをセットで導入した場合、セットアップ費用は2割引き。
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