logo_infomart
2014.01.27
メディア掲載

〔日本食糧新聞〕2014年1月27日(月)発行 2ページインフォライズ さまざまなシーンで活用できる メニューの開発支援

  • TOP
  • >
  • ニュース
  • >
  • 〔日本食糧新聞〕2014年1月27日(月)発行 2ページインフォライズ さまざまなシーンで活用できる...

〔日本食糧新聞〕2014年1月27日(月)発行 2ページ
インフォライズ さまざまなシーンで活用できる メニューの開発支援

多様なニーズに対応 情報管理、伝送業務を加速化

 インフォライズは食品メーカーなどが持つ画像を含んだ商品・レシピ情報を迅速に卸、小売、外食店に送付できるクラウドサービス、販促支援システムを展開してきたが、2012年からはメニュー開発を支援するサービスを始め、同社の販促支援システムの有効活用を訴えて、食品産業の情報管理、伝送の業務を加速化させる。

 日本の食品メーカーは海外に現地工場を設立する超大手企業もあるが、圧倒的に多い中小企業は伝統的な食品を製造し続けている。食事の洋風化などで伝統的な食品のポジションは下がり続けてしまう。洋食、中華料理など消費者の食が無国籍化していく時代にあったメニューの開発が必要だが、人材にも限りがあり、伝統的なメニュー以外のアイディアはなかなか出にくく、さらにそれを実際に消費者に届ける小売業者、外食店へ情報発信する力も企業によって差がある。

 インフォライズは受発注情報、商品仕様書などのクラウドサービスを行っているインフォマートと日立システムズが出資して10年に設立した企業。

 インフォマートが受発注や商品仕様書を電子化して食品企業などの入力作業を軽減化しているが、インフォライズは食品企業などの販売促進のための情報の管理や管理の義務を軽減化する。食品メーカーが持つ商品を使った調理例、そのレシピを管理、伝送する。

 日本の消費者は和洋中の伝統的な料理だけでなく、新たな料理を食べることにも意欲的で、そのため小売や外食店のニーズは多様化し、新しい食材、それを使った新しいメニューへの要望は強い。だが、中小の食品メーカーでは対応しきれておらず、伝統的な食材でも新たなメニューに対応できるのにもかかわらず、その能力を顕在化できていない。最近でも塩昆布や塩麹などがヒット商品になっているが、商品自体は変わっていなくても新たな用途の提案によって売上げを伸ばしている。

 インフォライズのメニュー開発サービスは著名な外食店のシェフだった人間や料理研究家がチームを組んでOBの活用にもつながる。マーケティングターゲットとなる料理のジャンルなどを顧客となる食品メーカーからヒアリングしてコンセプトをまとめた上で、実際にメニューを開発し、栄養成分などの情報、写真データも含めて顧客にデータベースとして納品する。

 顧客はデータをエクセルなどの汎用ソフトウェアを使って小売業界向けなどに販促用のリーフレットに作成できる。

 サービスの特徴として、①家庭用メニュー以外でも学校給食など細かいターゲット設定が可能。②原価計算をつけられる、などがある。価格も16メニュー以上の依頼ならば1メニュー1万8000円と低価格だ。

 すでに水産加工企業からの依頼で魚卵の新たなメニューを開発し好評だ。魚卵は和食などに多く使われているが、他のジャンルにも可能性を広げたという。

【 こちらもご参照ください 】