~ 食品メーカーの業務負担とフード業界の【食の安全・安心】情報流通を促進 ~ TOREPASとインフォマート データ連携開始
~ 食品メーカーの業務負担とフード業界の【食の安全・安心】情報流通を促進 ~
TOREPASとインフォマート データ連携開始
東京システムハウス株式会社(東京都品川区 代表取締役社長:林知之、以下「東京システムハウス」)が提供する「TOREPAS」と株式会社インフォマート(東京都港区 代表取締役社長:村上勝照、以下「インフォマート」)が提供する「ASP規格書システム」は、両社サービスを利用する食品メーカーの利便性向上とフード業界における食の安全・安心を目指し、2013年11月1日(金)よりデータ連携を開始します。
【データ連携の概要】
近年、消費者の「食の安全・安心」に対する意識の高まりから、食品業界を取り巻く環境が年々厳しくなっています。食品を扱う企業にとって、商品規格書(アレルギー物質・賞味期限・栄養成分・原材料・添加物の使用状況などを記載した安全管理情報)の情報管理・情報流通は必要不可欠です。
しかしながら、相次ぐ法令の追加・変更や企業ごとに異なる管理項目・フォーマットなど、作成・提出する食品メーカーにとって大きな負担であり業界における課題となっています。今回、この課題を解決すべく、両社で提供している各サービスのデータ連携をすることとなりました。
東京システムハウスは、食品メーカー向け商品規格書管理システム「TOREPAS」のサービスを2006年より開始し、食品メーカーにおける製品・原材料の商品規格書を一元管理できるシステムとして2013年10月現在105社の食品メーカーにご利用いただいています。
また、インフォマートは、フード業界共通フォーマットによる商品規格書データ交換を可能にする「ASP規格書システム」のサービスを2005年より開始しました。食品メーカーから卸、そして外食にわたる5,310社の企業にご利用いただいています。(※1.2参照)
【データ連携によるメリット】
「TOREPAS」と「ASP規格書システム」のデータ連携によって、「TOREPAS」で管理する商品規格書データベースを、「ASP規格書システム」の商品規格書フォーマット項目へ自動転記できるようになり、食品メーカーでは、従来手作業で転記していた業務の手間・時間の削減と、転記ミスの防止が可能となり、大幅な業務効率化が実現します。(例:年間 約500万円のコスト削減を実現…1枚あたりの転記作業120分×1,000枚=2,000時間×2,000円(人件費)で換算 )
この結果、正確な商品規格書が、メーカーから卸を通じて外食へスピーディに流通することで、消費者からの問い合わせへ速やかな対応が可能となり、食品事故の防止および「食の安全・安心」を守ることにつながります。
対象 | 「TOREPAS」と「ASP規格書システム」をご利用されている食品メーカー |
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メリット |
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開始時期 | 2013年11月1日(金) |
導入予定 企業数 |
2015年までに100社 |
【データ連携スキーム図】
※1「TOREPAS」について
<システム概要>
製品・原材料の規格書情報のデータベース化を行い、社内の情報共有・原材料表示作成のミス防止などに対するクイックレスポンスを実現するシステム。原材料の一括表示作成・製品カルテ作成業務の効率化・製品の情報共有が実現することから営業力強化にもつながる。実用性の高さに加え他社システムとの連携にもフレキシブルに対応することから105社に活用されている。(2013年10月末現在)
※2「ASP規格書システム」について
<システム概要>
フード業界共通の規格書フォーマットを搭載した、ASP型の商品規格書データ交換・管理・運用ができるシステム。業界最大級の規格書プラットフォームとして5,310社に採用され、2005年から 毎年平均116%で拡大している。業界共通の規格書フォーマットを促進することで、業界全体の業務効率化および、食の安全・安心の推進に貢献している。(2013年6月末現在)
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