〔日本食糧新聞〕2013年6月3日（月）発行　1面　JFEシステムズとインフォマート　品質情報でデータ連携

　食品メーカーの取引先の外食業や業務用卸などがインフォマートの「ASP規格書システム」から受け取る品質情報の精度と受け取るまでの時間を短縮するデータ連携について、JFEシステムズとインフォマートの両社は5月30日までに合意した。JFEシステムズの商品情報統合管理システム「メルクリウス」などで品質情報を管理する食品メーカーがASP規格書システムを通じて商品規格書に情報提供する際の業務不可を軽減するもの。7月1日から同データ連携を開始、それに基づき、食品メーカーは品質情報を自動転記できるようになる。JFEシステムズとインフォマートは今回のデータ連携を機に、それぞれの製品・サービスの強みを生かした新たな価値創造を目指す。

　両社は、メルクリウスブランドのシステム製品で商品情報統合管理システム「メルクリウス」、研究開発部門・品質管理部門向け配合・食品法規管理システム「キューベル」、メルクリウスと同等機能を少人数利用で利用するシステム「ベスティアネオ」のいずれかを現在利用中か今後の利用を予定している食品メーカーのうち、ASP規格書システムへ情報提供している企業の管理する品質情報項目を同データ連携の対象とした。メルクリウスブランドのシステム製品を利用する食品メーカーは2月現在で160社以上、ASP規格書システムを利用する食品メーカーは3月末現在で4,530社、ASP規格書システムを利用する買い方・売り方の企業総数は同4,919者という。