インフォマート、ファイネットとシステム連携
インフォマート、ファイネットとシステム連携
株式会社インフォマート(東京都港区 代表取締役社長:村上勝照、以下「当社」)は、株式会社ファイネット(東京都中央区 代表取締役社長:山口範雄、以下「ファイネット」)が運営する商品情報データベース「ファイネット商品情報データベースサービス」(以下、FDB)と、当社が運営する商品規格書データベース「FOODS Info Mart ASP規格書システム」(以下、規格書システム)を両社のシステム提供先である、食品業界の顧客向けに、データベースの情報連携を本年7月より開始することに合意しましたので、下記の通りお知らせいたします。
【業務提携の目的】
フード業界に於きまして、「食の安全」ニーズの高まりから、商品規格書の取引先間に於ける交換が非常に多くなっております。このような背景の中、商品規格書を作成するメーカーに於きましては、顧客ごとの商品規格書提出対応に非常に大きな労力と時間を掛けております。
当社およびファイネットでは、既に数多くのメーカーユーザーを抱えており、その対応業務負荷軽減および付加価値創造(以下、1~3)のため、各々が運営する業界データベースの情報連携を開始し、協同で、業界に対しての業務効率化を推進する運びとなりました。
【1】
メーカーに於ける商品情報作成業務の負荷軽減【2】
メーカーに於ける登録商品情報の充実と精度向上による提出先の顧客満足度向上および利用企業の拡大【3】
情報提出先となる外食企業の求める商品情報項目の今後の標準化推進【情報連携によるサービス】
- 対象 : 規格書システムユーザー 兼 FDBユーザー
- 内容 : 両システムを活用するメーカーユーザー各社では、従来、同一の商品情報を規格書システムおよびFDB各々に情報作成を行う必要がありました。この度の情報連携サービスにより、規格書システム情報項目249項目に対し、FDB情報項目155項目の情報項目を連携し、重複作成業務の削減をいたします。
さらに、両社のシステム上における情報項目の基準違いについても、項目調整プログラムを通じて変換提供することにより、メーカーでの情報作成業務の負荷を可能な限り軽減する機能を搭載しております。 - 費用 : 無料
- 開始時期 : 2010年7月
- 概要図 :
【規格書システムのサービス概要】
「ASP規格書システム」とは、当社が2005年4月より提供する、商品規格書フォーマットの標準化を目指し、複数の外食・中食・小売等のフォーマットが共通化されることで、売り手企業様(メーカー・卸)の商品規格書作成業務の軽減に繋げることができるシステムです。さらには、業界全体の業務軽減・効率化を実現できるシステムとして、サービス開始から約5年が経過した現在では、商品規格書掲載数は142,466アイテム、利用企業数は3,195社となっており、その内買い手企業様(外食・中食・小売・卸等)130社にご採用いただいております。(2009年12月末現在)
■参考資料■
商品規格書とは
取扱商品の仕様内容を確認するために、売り手企業(メーカー・卸)が買い手企業(外食・中食・小売)に提出する帳票。商品規格、商品特徴などの基本情報、原産地、アレルギー物質、遺伝子組み替え、使用添加物などの原材料情報、包装への表示情報、製造工程・品質情報などの情報が記入されています。
FDBのサービス概要
「FDB」とは、酒類・加工食品業界各企業の商品案内業務の効率化・省力化を可能とする、業界の商品情報データベースです。FDB会員ユーザーは、FDBに商品情報を登録することで複数の商品案内を作成する手間を省け、担当者の個別作業を大幅に削減します。登録された商品情報は公開されることで、FDB会員全てが利用可能になっており、営業支援・企画業務支援に有効なデータベースとして活用が可能です。登録商品件数は94,048アイテム、登録画像件数は98,047件、参加企業数は238社(メーカー195社、卸売業40社、小売業3社)となります(2010年2月現在)。
■参考資料■
社名 | 株式会社ファイネット |
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事業内容 | 酒類・加工食品業界の情報インフラ提供 |
本社所在地 | 東京都中央区日本橋兜町13-2兜町偕成ビル本館7階 |
代表者 | 代表取締役 社長 山口 範雄(やまぐち のりお) 現 味の素(株)代表取締役 取締役会長 |
設立 | 1986年4月1日 |
資本金 | 467,200千円 |
従業員数 | 23名 |
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