〔日刊水産経済新聞 3面〕　日立情報システムズと新会社

　企業間の電子商取引のプラットフォームを提供する（株）インフォマートは11月6日、日立情報システムズと来年1月に新会社を設立することを発表した。
　新会社では、メーカーと卸の間における情報インフラシステム「販売促進情報プラットフォーム」を各社の自社サーバーではなく、ネットワーク上のサーバーを利用するクラウド型で各業界別に構築・提供する予定だ。

　現在、企業間電子取引では、紙媒体やメールなどで個別にやり取りされており、大企業と中堅・中小企業の情報伝達に格差が生じ、業界全体として競争力低下の要因になっている。これを解消することなどを目的に、新会社では、まず食品業界における「販売促進情報プラットフォーム」を展開し、徐々に、各業界のニーズを聞きながら、随時プラットフォームを展開する予定だ。

　新会社の社名は未定。資本金は1億5000万円で、平成22年1月に設立予定。株主構成および所有割合は、インフォマートが51％、日立情報システムズが49％となっている。