飲食FC本部・オーナーのための新システム 「FC本部受発注システム」をリリース
飲食FC本部・オーナーのための新システム
「FC本部受発注システム」をリリース
株式会社インフォマート(東京都港区 代表取締役社長:村上勝照、以下「当社」)は、飲食フランチャイザー(フランチャイズ本部)に向け、フランチャイズチェーン運営における取引先との仕入・支払管理、及びフランチャイジー(フランチャイズオーナー、フランチャイズ店舗)に対する販売・請求管理を行なうことができる、
「FC(フランチャイズ)本部受発注システム」
を、来年1月にリリースすることを発表いたします。 本システムは、当社が2003年2月より提供する、フード業界のための受発注システム「ASP受発注システム」をベースとし、FC展開に必要な機能を加えた、FC本部・FCオーナー・FC店舗のためのシステムです。
これまで、直営店舗をチェーン展開する外食企業を中心に「ASP受発注システム」を導入いただき、現在では外食業界の受発注システムとしてはナンバー1の導入実績499社11,014店舗(2008年9月末現在)にご活用いただくまでになりました。
しかし、現在導入いただいている外食企業の中には、直営店舗のみならず、FC業態の経営を行なっている企業や、今後はFC業態の開発による成長戦略を描かれている企業もいらっしゃいます。FC展開における仕入・買掛・請求に伴うシステム需要は今後ますます高まることが予想されるため、システム開発に着手、準備を進めてまいりました。来年2009年1月より、サービス提供を開始いたします。
【「FC本部受発注システム」とは】
「FC本部受発注システム」
は、FC展開を行なっている外食企業本部と、その外食企業本部と加盟店契約をしたFCオーナー・FC店舗における、仕入れや請求業務などの買掛管理を円滑にし、業務軽減をはかることができるシステムです。外食企業本部は、取引先との仕入・支払管理がデータ化され容易になるだけでなく、直営店舗同様にFC店舗への販売・請求管理を行なうことができるようになります。また、複数店舗を運営するFCオーナーは、専用のFCオーナー画面より、運営店舗の発注・買掛・棚卸の状況を分析・把握することが可能となります。
1) FC業務フローにおける課題を解決
FC展開を行なっている外食企業本部において、日々行なっているFC店舗向けの受発注業務や請求業務は、時間と手間のかかる作業であり、FCオーナーにおいても本部とのデータ共有がはかれていないため、運営店舗の仕入把握に時間がかかっているという現状があります。
また、「FOODS Info Mart」利用企業から寄せられた声としては、FC本部の「直営店舗だけでなく、FC店舗を含めた全店舗の管理を行ないたい」「FCオーナー・FC店舗へのタイムリーな指導・教育ができない」「FCオーナーへの仕入明細票作成・請求書発行に時間がかかる」というものや、FCオーナーの「運営店舗の仕入金額が、本部からの仕入明細書を待たないと把握できない」「仕入数量・月末在庫から適正な仕入把握ができない」などがありました。
以上の課題解決策として、今回、
「FC本部受発注システム」
をリリースいたします。具体的には、本システム活用により、FC本部は、これまで時間がかかっていた作業・問題点(下記図内のチェック( )がついている項目)が大幅に削減・改善され、業務軽減をはかることができます。<一般的なFC展開における業務フロー図>
2) 「FC本部受発注システム」のサービス利用メリット
本システムの導入により、FC本部、FCオーナーは下記の機能を活用することができます。
<FC本部機能>
仕入管理 | ||
1 | マスタ管理機能 | 本部での商品マスタ管理により、直営店舗・FCオーナーに対して、本部指定商品の登録が可能 |
FCオーナー別商品単位にて、単価設定が可能 | ||
2 | 発注管理機能 | 直営店舗・FC店舗の仕入状況をリアルタイムに確認できるため、問題点の把握・運営サポートが可能 |
3 | 棚卸管理機能 | 日々の受発注データをもとに棚卸単価が自動算出されるため、直営店舗・FC店舗の棚卸高算出が容易になる |
4 | 仕入分析機能 | 仕入データを活用した帳票作成やデータ分析で、仕入傾向・問題点を速やかに把握可能 |
FCオーナー分の仕入実績をもとに商品単品毎の差益管理が可能 | ||
請求管理 | ||
5 | 締め処理機能 | 本部と取引先が共有データを持つため、仕入金額と請求書が一致し、支払いの早期確定が可能 |
本部とFCオーナーが共有データを持つため、請求金額の即時確定が可能 | ||
6 | ダウンロード機能 | 支払確定データをCSV形式でダウンロードでき、経理ソフトと連動させることが可能 |
FC店舗へ直接請求ができるので、販売管理システム(ソフト)への入力業務が削減可能 | ||
7 | ロイヤリティ機能 | 請求時にロイヤリティ等請求項目を、FCオーナー毎に設定しての請求が可能 |
8 | 電子伝票保存機能 | 直営店舗・FC店舗分の納品伝票を紙で保管する必要がない(ペーパレス化/電子帳簿保存法に基づく) |
<FCオーナー機能>
仕入管理 | ||
1 | マスタ管理機能 | 本部指定の商品マスタにて、発注先/商品別の仕入単価を把握できるので、仕入商品の単品管理が可能 |
2 | 発注管理機能 | 運営する店舗の仕入状況をリアルタイムで確認することが可能 |
3 | 棚卸管理機能 | 日々の受発注データをもとに、棚卸単価が自動算出されるため、在庫数をチェックして入力するだけで、棚卸高の算出が可能 |
4 | 仕入分析機能 | 仕入データを活用した帳票作成やデータ分析で、仕入傾向・問題点を速やかに把握可能 |
支払管理 | ||
5 | 締め処理機能 | 本部とFCオーナーが共有データを持つため、仕入金額と請求書が一致し、支払いの早期確定が可能 |
6 | ダウンロード機能 | 支払確定データをCSV形式でダウンロードでき、経理ソフトと連動させることが可能 |
3) 「FC本部受発注システム」のシステム使用料
FC店舗数 | 初期費用※ | 月額使用料 | |
本部 | 1店舗あたり | ||
20店舗以下 | 500,000円(税抜) | 33,000円(税抜) | 1,800円(税抜) |
50店舗以下 | 750,000円(税抜) | ||
100店舗以下 | 1,100,000円(税抜) | ||
101店舗以上 | 別途お見積 |
【食品業界におけるFC展開について】
最新2007年度の調査によると、日本国内のFCチェーン数は、1,246チェーン(前年度比+4.3%)、そのうち外食企業チェーンの占める割合は、約半数の540チェーン(前年度比+8.6%)にも及んでおり、FCチェーン数は順調に拡大しております※。しかし一方では、昨今の食品業界における問題によるものか、FC店舗数・売上高については、わずかながら前年度を下回る結果となっております。
FC展開は、外食企業本部にとっては投資コストの削減、リスク分散により、急速な多店舗展開が可能となる経営手法であり、FCオーナーにとっては投資額の節約、経営ノウハウ享受、また仕入・流通・ブランディングにおいて、本部との連携によるスケールメリットを得ることができる仕組みです。双方にとってメリットのあるビジネスであるため、当社では、様々な問題を抱える逆風の食品業界にあっても、FC展開は今後も成長していくと予想しております。
※出典:(社)日本フランチャイズチェーン協会 2007年度「JFAフランチャイズチェーン統計調査」
【「FC本部受発注システム」の当初の展開について】
今後は、本システムのベースとなる「ASP受発注システム」をご利用いただいている企業など、FC展開を行なっている外食企業本部に向け広く利用促進をはかり、システム普及に努めてまいります。
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