サービス開始から6年目で、いよいよ大台突破! 「ASP受発注システム」外食企業等利用店舗数、1万店舗へ
サービス開始から6年目で、いよいよ大台突破!
「ASP受発注システム」外食企業等利用店舗数、1万店舗へ /2008年06月11日
当社、株式会社インフォマート(東京都港区 代表取締役社長:村上勝照)が運営する、フード業界企業間電子商取引(BtoB)プラットフォーム「FOODS Info Mart (フーズインフォマート) 」の「ASP受発注システム(ASP事業)」の利用において、6月11日現在、買い手企業数469社、利用店舗数が1万店舗を突破しましたことを報告いたします。
【「ASP受発注システム」1万店舗までの軌跡 】
「ASP受発注システム」は、フード業界からの「取引先とWeb上で受発注業務を行いたい」、「受発注業務の簡素化を図りたい」というご要望・ニーズを背景に、システム開発を行ない、2003年2月に「業界標準システム」を目指し、サービスの提供を開始いたしました。それから5年4ヶ月が経ちましたが、受発注業務をWeb上で行うことによる、業務改善・コストダウンへのインパクトのみならず、利用企業の増加に伴い業界のニーズが寄せられ、利便性の高いシステムへと進化を続けてきました。その結果、新規案件の稼動が順調に進み、2008年6月現在、買い手企業の利用企業数は469社・店舗数10,283店舗となり、その取引先である、売り手利用企業数は、12,199社にまで拡大いたしました。
また、「ASP受発注システム」が1万店舗にまで普及する牽引となったのが、2006年10月に開始した「アライアンスパートナー制度」です。本制度は、「ASP受発注システム」が拡大する過程で、既存の取引先である買い手企業と共に、受発注システムの利用を通じて業務の効率化が進んだ売り手企業(以下、アライアンスパートナーとする)と共に、「ASP受発注システム」の業界標準化を促進する目的でスタートいたしました。アライアンスパートナーからのご紹介により、2008年6月までに66社・867店舗の外食企業へシステム導入していただくことができました。このアライアンスパートナーは、2008年6月現在、57社となっておりますが、今後は100社を目標に制度の拡大を図り、「ASP受発注システム」の業界標準化を加速してまいります。
今後も引き続き、「ASP受発注システム」を10店舗以上のチェーン店を経営する外食企業に導入促進を図ると同時に、5~10店舗規模の外食企業へも導入の促進を図ってまいります。また、その他業態への導入推進や、東京・名古屋・大阪をはじめとする、全国主要都市へのさらなる普及も進めてまいります。
【今後の「ASP受発注システム」の目標 】
「ASP受発注システム」は、導入企業数・店舗数の増加に伴い、取引高が順調に拡大し、直近2008年5月の月間取引高は、328億円となりました。2007年度の取引高は3,410億円となっており、この金額は、外食業界全体の4.7%※(注1)にも及びます。2008年度は、さらに導入企業数を増加させることにより、取引高4,500億円、外食業界全体の約6%のシェアを達成する見通しとなっております。
上記より、仕入金額を30%の前提で計算すると、7兆3,078億円となり、当社2007年度取引高3,410億円は、4.7%にあたる(当社計算により算出)
【今後の「ASP受発注システム」の目標 】
「ASP受発注システム」は、サービス開始から、業界標準システムを目指し、導入推進をしてまいりましたが、現在、フード業界には約125万社※(注2) の事業所が存在しており、フード業界における電子商取引、各企業のIT活用ニーズは、今もなお、多く存在しています。
WEB上で日々の受発注業務を行なうことのできる「ASP受発注システム」は、各企業のIT活用、内部統制システムの構築においても重要な役割を果たすため、今後もシステム需要が高まることが予想されております。
当社は、アライアンスパートナー制度をさらに強化し、紹介案件への導入を確実に行なっていくこと、また、現在「ASP受発注システム」は、外食企業を中心に導入が進んでおりますが、外食以外の業態にも普及を進めていくことで、導入店舗数を今後も引き続き拡大していきたいと思っております。
当社の中期目標としては、現在の倍となる、利用店舗数2万店舗、「ASP受発注システム」における年間取引高8,000億円、外食業界全体の流通金額において、約10%のシェアを目指してまいります。
※(注2)参考:総務省調べ 平成16年事業所・企業統計調査全国結果
事業所(外食、小売業、旅館・ホテル・レジャー、卸売業、製造業、農・畜・漁業)に関する集計より
【「ASP受発注システム」とは 】
フード業界における、企業間の日々の受発注業務・伝票処理等を、Web上で行うASPモデルの仕組みです。発注側である買い手企業の本部・店舗と、受注側である売り手企業との間で行われる日々の受発注業務を効率化し、データ化することで、業務コストの削減を実現します。また、リアルタイムな売上・仕入状況の把握、店舗管理、買掛・売掛の早期確定など、システム化することによるメリットは多岐に渡ります。
<参考資料>
【「ASP受発注システム」利用店舗の現状 】
■買い手企業・1社あたりの導入店舗数について
現在、「ASP受発注システム」をご利用いただいている買い手企業のうち、半数を占めているのは、サービス開始当初の2003年より、積極的に導入を促進してきた10店舗~700店舗規模の外食チェーンで、今後も引き続き、導入推進を進めてまいりたいと思います。
一方で、最近の傾向としては、取引先となる売り手企業が12,199社にまで導入が拡大したことにより、取引先の大半が「ASP受発注システム」を既に利用されているというケースも増えており、システム導入のしやすさから、10店舗以下の企業への導入も伸びております。このような企業の中には、これからの店舗拡大や上場目標に向け、受発注業務のデータ化など、IT活用が重要視されていることから、早期にシステム導入をする傾向も見られます。10店舗以下の企業への導入は、大規模チェーン店への導入と同様に、今後も拡大していくことが予想されます。
■買い手企業・利用店舗の業態について
現在、「ASP受発注システム」をご利用いただいている企業は、総合レストランや居酒屋を中心とした、外食業態への導入が多く見受けられますが、給食・中食業態や、ホテル・結婚式場・ゴルフ場といった施設などへも、徐々に普及が進んでおります。今後も、外食業態のみならず、幅広いフード業界の企業に導入のご案内、促進を図ってまいりたいと思っております。
業種 | 割合 |
外食 | 85.1% |
給食・中食 | 8.5% |
旅館・ホテル・レジャー | 6.3% |
小売 | 0.1% |
合計 | 100.0% |
【 こちらもご参照ください 】