〔冷食タイムス 6面〕 インフォマート、ASP規格書システム刷新 食品不祥事多発で需要拡大
〔冷食タイムス〕 インフォマート、ASP規格書システム刷新 食品不祥事多発で需要拡大 2008年4月1日発行/ 6面
食品・食材の電子商取引市場フーズインフォマートを運営する(株)インフォマート(東京都、村上勝照社長)は、商品規格書情報をデータベース化し取引先とデータ交換できるシステム「FOODS Info Mart ASP規格書システム」の運用を開始した。
昨今の食品偽装関連問題により、同社が3年前から持つ商品規格書情報のデータ交換システム「FOODS信頼ネット」の需要が拡大しているため、システムを刷新して名称も分かりやすく改めた。
ASP規格書システムは、食品・食材の売り手企業が商品規格書標準フォーマットを使いデータを提出。買い手企業はデータの確認、管理、データベース化が容易になり業務が軽減できる。商品規格書回収率が向上するうえ、記入漏れチェック機能の働きにより規格書の質も上がる。
情報検索、閲覧、管理、情報共有、アレルゲン情報など必要なデータの出力、他システムへの転用もできる。売り手企業は自社商品規格書データベースの構築、進捗管理、フォーマットの統一による標準化、作成済みデータの複製・転用、社内での情報共有が可能になる。
買い手企業の月額使用料は税別3万円。初期費用は取引先数により異なり、取引先数100社以下の場合50万円。売り手企業の月額使用料は定額制5,000円、従量制1,000円×提出可能数。初期費用はいずれもかからない。
従来からのシステム利用企業数は1,709社で、現在も順調に拡大しているという。登録された商品規格書データ数は昨年末時点で50,457アイテム。
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